【動画】驚きの「ダイシンブランド」。精密機械加工のスペシャリスト大槇精機による、チタンの塊から優美な王冠を5軸加工機で削り出すデモ動画が凄い
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この技術は本当に凄い…。
長い間、日本のモノ作りを支えてきた高い技術が垣間見える映像です。
埼玉県にある 株式会社 大槇精機(ダイシンセイキ)は、精密機械加工のスペシャリスト。
難切削材料やとんでもなく複雑な形状のものでも、その高い技術と最新鋭の5軸加工機で作り上げてしまいます。
今回ご紹介するのは、大きなチタンの塊(60kg)をあらゆる方向から5軸加工機で削りまくり、最終的には1.9kgの優美な形をした王冠を削り出すデモ映像です。
60kgの大きな塊が1.9kgという事は、実に元の塊のおよそ97%を削り取った事になりますが、特筆すべきはその複雑な紋様の形状や、刃物が入りきらないだろう?!と思えるような裏面まで、計算しつくした上で加工されている所。
チタンはイヤな粘り気のある金属で難切削材としても有名ですが、そんな事は感じさせずに削り進んで行きます。凄いな…。
これが60kgのチタンの塊。ここから王冠を削り出していきます。
少しずつ少しずつ、エンドミルなどの切削ツールを使って削り進められていきます。
中もくり抜き、切削加工していきます。ツールが被切削物にブツかりそう…。
有機的な紋様も。
3DCADでモデリングされたデータと、
3Dスティックで編集した3Dデータを元に機械を走らせます。
元の塊からおよそ97%が削り去られた王冠の姿。
ン千万円する5軸加工機なんだろ…?4分12秒の映像です。
こういった複雑な加工は、最新の機械設備を入れたら出来るというものではなく、そこには職人技とも言える確かな技術が無ければ、なかなか出来るものではありません。
データを作る人・加工機を操る人の連携が、とても上手く行っているのではないでしょうか。
そしてこちらはだいぶ古い動画ですが、アルミの塊からヘルメットを削り出す有名な動画です。
後部にあるメッシュ模様とか凄いな…。
そしてこちらも。アルミとチタンから削り出したギター。
どんな音色を奏でるのでしょうか?
つくづく思いますが、大手のメーカーだけでなく中小企業も、こういったプロモーション動画やデモ動画をどんどん公開して、自社の技術をアピールしていくと良いんじゃないでしょうか。
アピールできる技術が無い所は値段で勝負するしかありませんが、「ここに力を入れてます!」という技術があるのなら、YouTubeやvimeoなどの動画配信サービスは宣伝の良いツールになると思うのですが。
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