成安造形大学 卒業制作展・進級制作展 2013 『成安満開』に展示されていた、阿修羅像の骨格造型が凄い
【カテゴリー:アート】
2014年1月29日から2月2日まで、京都市美術館で開催されていた成安造形大学の卒業制作展・進級制作展 2013 『成安満開』へ出品されていた、阿修羅像の骨格造型『 Asura 』が話題です。
作者は3年生の林宗将氏。
古生物復元画家・イラストレーターでもあり、同大学のイラストレーション領域の准教授でもある小田隆氏のゼミも受けつつ、制作をされていたそうで、阿修羅像の骨格標本がもしもあったなら、こんな形状をしているのかも?と思わせる仕上がりです。
成安造形大学美術領域現代アートコースの学生による進級制作『阿修羅骨格像』(すみませんタイトル記録してきてないです)。初期の段階で僕も随分アドバイスしました。 pic.twitter.com/1tgxdqbpPn
— 小田 隆 Oda Takashi (@studiocorvo) February 1, 2014
成安造形大学美術領域現代アートコースの学生による進級制作『阿修羅骨格像』(すみませんタイトル記録してきてないです)。初期の段階で僕も随分アドバイスしました。部分。 pic.twitter.com/yIWeTqXprn
— 小田 隆 Oda Takashi (@studiocorvo) February 1, 2014
以前に描いた阿修羅頭骨。2011年作。 http://t.co/1tGA5sbO4O
— 小田 隆 Oda Takashi (@studiocorvo) February 2, 2014
https://twitter.com/studiocorvo/status/429801188540706816
工業デザイナーの山中俊治氏も。
いい! RT @studiocorvo 成安造形大学美術領域現代アートコースの学生による進級制作『阿修羅骨格像』(すみませんタイトル記録してきてないです)。初期の段階で僕も随分アドバイスしました。部分。 pic.twitter.com/hyoSZjr1Xb
— 山中俊治 Shunji Yamanaka (@Yam_eye) February 2, 2014
そして熱い解説がされていきます。
@Yam_eye 作者は地道に解剖学の情報を集めて試行錯誤していました。
— 小田 隆 Oda Takashi (@studiocorvo) February 2, 2014
肩甲骨を三枚に分割するかどうかで悩んだだろうなーと想像しました。とても美しい肩関節だと思います。 RT @studiocorvo @Yam_eye 作者は地道に解剖学の情報を集めて試行錯誤していました。
— 山中俊治 Shunji Yamanaka (@Yam_eye) February 2, 2014
はい、一番時間をかけた部分です。RT @Yam_eye: 肩甲骨を三枚に分割するかどうかで悩んだだろうなーと想像しました。とても美しい肩関節だと思います。 RT @Yam_eye 作者は地道に解剖学の情報を集めて試行錯誤していました。
— 小田 隆 Oda Takashi (@studiocorvo) February 2, 2014
肩甲骨2枚重ねたんだ…迫力あるなぁ。第1腕(どれが1かわからんけど前から1〜3として)用の肩甲骨はカメみたいに胸側に置く手もあったかもしれませんね。 RT @studiocorvo 阿修羅骨格像、肩関節。 http://t.co/0DLxif5bxg
— 山中俊治 Shunji Yamanaka (@Yam_eye) February 2, 2014
https://twitter.com/misoburuma/status/429688271531016192
@misoburuma @Mushi_Kurotowa 一番の悩みどころは頭骨と頚椎の関係と、肩関節でした。
— 小田 隆 Oda Takashi (@studiocorvo) February 2, 2014
@studiocorvo @misoburuma 脳が融合したような頭蓋骨や、肩関節の増加に伴う筋肉も設計されているように見えます。機能的に何か「意味」がありそうで、単なる奇形にはない畏怖を感じました。
— 蟲喰ロトワ (むしくろとわ)昆虫食TAKEOのCSO(チーフ・サステナビリティ・オフィサー) (@Mushi_Kurotowa) February 2, 2014
@Mushi_Kurotowa @misoburuma そのあたりもけっこう議論しました。実際はかなり難しく筋肉まで想定すると破綻する部分が多いですね。
— 小田 隆 Oda Takashi (@studiocorvo) February 2, 2014
@studiocorvo @misoburuma ありがとうございます。「破綻するからこんな骨格はナンセンスだ」ではなく、阿修羅像の外形をはみ出さない形で、表現としてのギリギリに挑戦するアートの度量の深さを感じました。立体で見られる機会やホンモノと並ぶ機会はあるのでしょうか。
— 蟲喰ロトワ (むしくろとわ)昆虫食TAKEOのCSO(チーフ・サステナビリティ・オフィサー) (@Mushi_Kurotowa) February 2, 2014
@Mushi_Kurotowa @misoburuma 本物と並べるには、かなりハードルがあるでしょうね。出来ればすごく面白い企画展になると思います。
— 小田 隆 Oda Takashi (@studiocorvo) February 2, 2014
@studiocorvo @misoburuma ありがとうございます。本物はやはり移動にリスクやコストがかかるので、新しい作品を本物の所在地へ出張させて魅力を再発見、のような企画が低予算でできると楽しくなりそうです。
— 蟲喰ロトワ (むしくろとわ)昆虫食TAKEOのCSO(チーフ・サステナビリティ・オフィサー) (@Mushi_Kurotowa) February 2, 2014
最後のツイートにもありますが、本物の阿修羅像と並べて見てみたいですね。
独自の解釈で再構築して、また新たな美を再発見できるアートって、素晴らしいと感じます(*´ω`*)
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