無関心は虐待に加担しているのと同じ事。虐待を少しでも減らすために作られた、ビジュアルだけでもコンセプトの分かるポスター広告
【投稿日:2014/01/24】
【カテゴリー:ポスター】
【カテゴリー:ポスター】
虐待の被害を少しでも減らすために作られたポスター広告をご紹介します。
イジメをしている人が『イジメている』という自覚をなかなか持っていないのと同様に、『今オレは虐待をしているぞぉーー、ジョジョーーーっ!』っと自覚して、虐待をしている人は少ないのだと思います。
虐待をしている人に対して『虐待は辞めましょう!』と呼びかけても、『これは虐待じゃない!躾だ!』とか、『ちょっと叱っただけだ!』と言われてしまう事は、想像に難くありません。
ではどうすれば虐待の被害を減らす事が出来るのでしょうか?
この2部作られたポスターは、その回答の1つかも知れません。
『 Domestic Child Abuse 』via Ads of the World™
『 Domestic Child Abuse 』via Ads of the World™
ビジュアルでは壁や床を隔てた隣人が、虐待の声や音に対して無関心に生活している所を描き、その隣人の手が虐待を受ける子供の手や服を掴む事で、虐待に無関心でいる事は虐待をしている事と同じだと表現しています。
虐待をしている人に『虐待は辞めよう!』と呼びかけるのではなく、『虐待の気配に気付いたら放っておかないで下さい』と、周囲の人に訴えかける事で、虐待の被害を減らす事を目指して作られているのです。
内容が見る人にどれだけ届くかというのは、一般の広告でもとても重要な事。
『虐待をしている人に』ではなく、内容がより届きやすい『その隣人に』訴えかける事で、虐待被害を減らすという手法がとてもクリエイティブだと感じます。
Advertising Agency: Staff Brasil, Brazil
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